元フィギュアスケート選手の安藤美姫(34歳)が、11月23日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。“にわかファン”について、選手側としての見解を語った。

この日はサッカーW杯「ドイツvs.日本」直前の放送ということで、番組は代表戦だけ熱狂する“にわかファン”の存在について議論を展開。

安藤は「コアなファンの人たちが、にわかファンに思っている複雑な気持ちはわかる」と前置きした上で、「にわかファンがいないと、多方面にファンが広がらないという事実もあるし、長年のファンの人がにわかファンを良く思っていなかったら、『すごく悲しい気持ちになっているんだよ』と選手の立場として伝えたい」とコメントした。

また、2010年の南アフリカ大会に北朝鮮代表として出場し、今季限りでユニフォームを脱いだFC町田ゼルビアの鄭大世も「コアなファンの人がにわかファンを批判するのはすごく寂しい」と同意。その上で「連勝すると観客は増えていくけど、連敗すると観客がいなくなっていく。だから、選手は勝つために全力で努力することで、ライト層のファンたちがたくさん来てくれるような好循環を作っていきたい」と訴えた。

さらに、2大会連続でW杯に出場し、今季限りで現役引退を表明したFC今治の駒野友一も「サポーターが一体化することで、選手にも良い影響を与える。コアなファンの間で観戦ルールがあるのなら、サポーター同士でコミュニケーションを取っていってほしいと思う」とコメントした。


(出典 cdn.narinari.com)